小道具いろいろ<シャマダン編>
燭台の事をアラビア語で「シャマダン」といいます。
エジプトでは昔から結婚式のお祝い事の時などにはキャンドルを頭にのせて踊っていたようで、ベリーダンスともとても相性がいい小道具です。
施設の都合などでLEDのキャンドルを使わないといけない場合もあるかと思いますが、やはり、本物の火で踊るほうが神秘的なムードが高まります。
目次
キャンドル
頭に載せるタイプではなく、こちらの動画のようにろうそくを手に持って踊るのスタイルも素敵です。
ひとつひとつの火は小さく目立つものではありませんが、群舞で行うと神事や儀式のような雰囲気にも見えますね。
ろうそくの火を消さないために、常にキャンドルホルダーを地面と平行にしないといけないため、踊りとキャンドルの角度の両方をに気を配る必要があります。
ベールより少し難しいと感じるかもしれませんが、ぜひ群舞でトライしていただきたい小物です。
シャマダン
シャマダンと検索すると、「トレイ型」「シャンデリア型」という名前で色々な形のシャマダンがヒットします。
どちらの形も、頭の上に小道具を載せて、火を消さないようにバランスよく踊る事が求められるため、難易度が高い小物です。
ですが、一度シャマダンやソードをやると、身体のゆがみを直したり、体幹を鍛えてムーブメントの強弱をつける練習になるのでおすすめです。
トレイ型/モロッカントレイ
トレイの上にろうそくを灯し、そのろうそくを頭に載せて踊ります。
モロッカントレイという名前で、トレイの真ん中にポットの飾りが付いているものや、トレイが2段・3段と重なっているものもあります。
また、トレイの裏側が平らなもの・頭の形にへこんでいるもの・頭に取り付ける用にパーツが付いているもの等、形も様々です。
トレイが平らなものは、帽子のような形状のものに比べてバランスをとるのが難しいので、より練習が必要です。
ショップなどで試せる場合は、実物を試してみることをおすすめします。
シャンデリア型
シャマダンと検索してたくさん出てくるのはこちらの形かもしれません。
シャンデリアがひっくり返ったような形をしていて、頭の上にいくつものろうそくを灯して踊るため、神々しい雰囲気がでていますね!
頭上に高さがでるので、かなり迫力もあります!はじめて見るゲストは驚くと思いますよ。
トレイにくらべてかなり高い位置にろうそくがあるので、広いステージや客席が遠い会場でも目立ちます。
中上級者向けの小物かも
シャマダンは火を消さないバランス感覚や体幹、動きの強弱などに気を付けながら踊る必要があるため、初心者向けの小物とは言えません・・
頭に載せてみると案外重くて、長時間やっていると頭や首が痛くなってしますので練習をする際はご注意くださいね。
インパクトが強く、お客様が盛り上がる小物のひとつですので、ぜひ機会があればチャレンジしてみてください!